斉藤ゆうこのあらかわ日和

決算委員会 総括質疑
区内整骨院での不正な保険請求について

■一般質問に引き続き、区内整骨院での不正な保険請求について伺います。
 荒川1丁目の中央医療学園専門学校に在籍する柔道整復師の教員が、自身が経営する荒川4丁目のはなのき整骨院で無資格の学生に患者を施術させ、不正な保険請求を行ったとの訴えがありました。
 区内の柔道整復師には、荒川区の国民健康保険会計で約4万件、3億円以上が給付されています。不正請求は詐欺罪に当たる犯罪行為です。全国的に同様の事件が報道されていますが、給付が適正に行われていないなら保険者として見過ごせない問題です。
 区は厳しく対処してほしいと思いますが、この間の経過を伺います。
 現在、厚生労働省の専門委員会では、不正の疑いがある請求への審査の重点化、療養費詐取事件等への対応の強化、適正な保険請求を促すための施術管理者の要件強化などが議論されていますが、一部の整骨院の不正請求はこの業界の健全な発展を損なうため、業界代表からも厳格化を求める声が挙がっています。
 不正請求の根絶と再発防止に向け、厚生労働省などと連携して再発防止を進める必要があると思いますが、区のお考えを伺います。

【倉橋俊至 健康部長答弁】

 荒川区内の整骨院における無資格施術に関するご質問にお答えいたします。
 区は、柔道整復師法に基づき、立入検査の権限を有しておりますが、学生からの申し出の内容を勘案し、当該整骨院への立ち入りやレセプトの突合などにより事実確認に努めました。整骨院の開設者の回答は、そのような事実はないとのことでございました。また、患者の方から、無資格者による施術にもかかわらず、療養費の請求がされたとの申し出も受けています。
 なお、この件につきましては、警察署から協力を求められたため、過日情報を提供したところでございます。

【片岡孝 福祉部長答弁】

 柔道整復療養費につきましては、先ごろの杉並区の暴力団等による架空・水増し請求や浜松市の名義貸しを利用した無資格施術者による不正請求などが大きく報じられ、こうした事件が後を絶たず、保険者としても大変遺憾であるというふうに感じてございます。
 現在、厚生労働省では、先ほど資料もお配りいただきましたけれども、社会保障審議会の専門委員会におきまして対応が協議されているほか、柔道整復師の養成について改善委員会を設けまして、職業倫理の授業を必修化するというふうに聞いてございます。
 保険者には施術所への指導権限がなく、不正請求が疑われる際には、指導権限を有する都道府県等に情報提供することとされておりますので、今後、関係機関に積極的に情報提供を行い、再発防止を強く働きかけてまいります。

●斉藤ゆうこ委員
 荒川区内から不正請求を一掃して、学生を巻き込んだこのような事件を引き起こす専門学校をなくすことというのが、業界の健全発展のみならず、荒川区民の健康と学生の良好な教育環境に寄与していくことだと思います。
 今、ご答弁ありがとうございました。これからも協力してそのように取り組んでまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 終わります。