斉藤ゆうこのあらかわ日和

(斉藤ゆうこ)

 あらかわ元気クラブの斉藤ゆうこです。総括質疑で「日暮里・舎人線の開業にあたって、沿線地域への対応をどう考えるか」を伺います。
 この3月30日、長い年月を経て日暮里・舎人ライナーが開業することになりました。この路線は、昭和60年(1985年)の運輸政策審議会答申で新交通システムの導入打ち出され、平成8年(1996年)に都市計画決定されましたが、その間には尾久地域を中心に『一部地下化』による計画見直しを求める運動もありました。
 平成9年(1997年)12月に工事が着工したものの、途中で開業時期が2度にわたり、計4年間の延期となり、今日に至った訳ですが、着工以来、実に11年の長きにわたって沿線地域の住民は工事にさらされ、騒音や振動に悩まされてきました。生活や商売への様々な影響もあったと思います。
 もともと、日舎線は東京都の広域交通政策として計画されたもので、足立区の交通不便の解消を目的としたものです。都民全体から見て必要な路線であるにしても「荒川区はそのための通過地点になってしまうのではないか」、とりわけ結節駅のない尾久地域は、工事による負担や景観、バス路線問題、プライバシー対策など「問題ばかりでプラスにならないのではないか」という思いが解消した訳でなく、手放しで喜べない気持ちがあると思います。
 そこで、開業にあたり、改めて荒川区としての沿線地域への対応を伺います。開業に浮かれるのではなく、まず「長い間、工事でご迷惑をおかけした」という視点での対応が必要かと思いますが、いかがでしょうか。
 また、日舎線の開業が地域の利益になり、「プラスになった」と実感されるためには一過性ではなく、継続的な形で問題解決や地域の活性化に取り組んでいく必要があると思いますが、いかがでしょうか。

(倉門彰都市整備部長 答弁)

 日暮里・舎人ライナーは、昭和60年7月の運政審答申を受け、平成11年8月区内の工事に着手、そして本年3月、ようやく開業することになりました。
 その間、ご指摘の『地下化』の問題をはじめ、西日暮里での暫定開業問題、さらには開業時期の見直しなど、様々な問題がありました。
 特に、開業時期の見直しと、それに伴う建設工事の長期化は、沿線の方々の日常生活に大きな影響を与えてきたものと考えております。
 こうした中で、3月に開業できますのは、沿線にお住まいの方々の本事業に対するご理解とご指摘の協力の賜物と強く認識しているところです。
 開業イベントは一過性のものとせず、地域活性化の起爆剤とすべき、というご意見につきましては、まったく同様の認識を持っております。
 区と致しましては、日暮里・舎人ライナーの開業はひとつの節目と考えておりますので、今後もこの開業を契機に、地域の方々が主体となって街の活性化につなげていくことを期待しているところです。

(斉藤ゆうこ)

 やはり、沿線の住民の方たちに対しては、「長い間ご迷惑をおかけした」という気持ちで接していただきたいと思います。また今後も、商店街や地域活性化につながるような支援をお願いします。