河内ひとみのあらかわ日和

2015年1月21日 2015年1月19日
「日暮里区民事務所建て替え」と「東尾久ふれあい館」の現況は 
 平成26年9月26日、あらかわ元気クラブ斉藤ゆうこは、決算に関する特別委員会で 「日暮里区民事務所建て替え」と「東尾久ふれあい館」の現況について質問を行いました。

■決算に関する特別委員会/総括質疑

 あらかわ元気クラブの斉藤ゆうこです。
 「日暮里区民事務所建て替え」と東尾久本町通りに建設予定の「東尾久ふれあい館」について、現況をお聞かせください。

 まず、東日暮里6丁目、日暮里繊維街に面した区民事務所の建て替えに伴って計画されている日暮里地域活性化施設について伺います。
 裏の土地2件を約2億円で取得して以来5年、ようやく解体工事が始まりました。区民事務所と集会室の機能に加え、どんな施設ができるのか、期待が高まっています。
 日暮里駅に程近く、区外から多くの人々が訪れる日暮里繊維街は、荒川区の人気スポットのひとつです。私は繊維街の中に住んでいますが、服飾デザイナーや専門学校の学生や主婦など、いろんな人たちが来ています。伝統ある「布のまち」として、全国でも珍しい集積を誇る日暮里繊維街がますます楽しいスポットとして発展すれば、日暮里地域だけでなく、荒川区全体のプラスになるでしょう。
 繊維街の事業者の方たちや来街者のアイデアを取り入れ、将来につながる施設になってほしいと思いますが、産業振興の面からの考え方と今後の建設スケジュールをお聞かせください。

 もう1カ所、東尾久ふれあい館について伺います。
 東尾久地域のふれあい館は、東尾久3丁目、尾久本町通りに面した場所を建設予定地としてきました。2002(平成14)年に計画が策定されて以来12年が経過しています。昨年の予算委員会で質問したところ、区は、東尾久ふれあい館の適地はここを置いてほかになく、広場と公園という近接したふたつの区有地を生かして用地を確保すべく努力していると初めて公式に答弁されました。
 その後1年半が経過しましたが、現在の進捗状況はどうなっているのか、伺います。

●北川副区長 答弁
 御質問の施設につきましては、単なる区民事務所の建て替えとするのではなく、日暮里駅からの人の流れをつくることや、日暮里繊維街に位置するという利点を最大限に生かしまして、地域及び産業の活性化に資する施設にしたいと考えております。
 これまで施設の導入機能や開設後にいかに効果的で持続可能な運営を行えるかなどについて、町会、日暮里繊維卸協同組合、服飾関連の専門学校等の方々とも議論を重ね、さらにPFIの活用なども含め、さまざまな観点から検討を進めてきたところでございます。
 区といたしましては、このような検討がほぼ最終段階に至っているところから、年度内の早い時期に整備の方向性をお示ししてまいりたいと考えております。

●石原産業経済部長 答弁
 区民事務所の建て替えにつきましては、例えば、インキュベーション機能ですとか、カフェ、休憩スペース、イベントスペースなどが欲しいという地元の事業者からの声がございます。区としましては、これらの声を踏まえながら、区民事務所が繊維街を中心とした日暮里地域の活性化につながるような施設となるよう、関係所管と調整してまいりたいと思います。

●高岡区民生活部長
 東尾久本町通りのふれあい館の進捗状況についてお答えいたします。
 ふれあい館の建設を計画している場所に現存する賃貸アパートにつきましては、折衝が進展し、所有者の親族から区に売却する旨の意向が示され、アパートの借家人全員の転退が既に完了し、具体的な交渉を現在申し入れているところでございます。相手方からは、近々に弁護士を代理人として選任したいとの意向も伺っております。
 区といたしましては、建物売却が済み次第、早急に取得手続を進めてまいります。この土地の取得を突破口にして、隣接の用地につきましても、ふれあい館建設に対する地域の期待を背に、これまでにも増して精力的に交渉を進めてまいります。

●斉藤ゆうこ委員
 ぜひそのようによろしくお願いしたいと思います。終わります。