斉藤ゆうこのあらかわ日和

 私は、あらかわ元気クラブとして、議案第46号、荒川区区民ひろば館条例の一部を改正する条例に賛成の討論を行います。
 討論に先立ちまして、先日、戦乱のイラクに派遣され、亡くなられた2名の外務省職員の方々と御家族に対して心から哀悼の意を表します。お2人の日本人の死が、今後の我が国の平和外交、自主外交の礎となり生かされていくことを願いたいと思います。
 討論に入ります。
 昨年3月に新たな区民ひろば館の構築に向けての最終報告が発表されました。この計画に基づきまして、現在37館あるひろば館を新設・改修を含めて充実をさせ19館へと再配置する事業が進行中であります。これまでに新たに2館がリニューアルされました。今回の条例は、この計画を進める過程でこれまで無料であったひろば館の利用料を定める条例ですが、私は、このひろば館の充実と再配置の計画を基本的に支持し、現在の区民ひろば館を区民の活動拠点として充実させていく立場から今回の利用料設定に賛成をいたします。
 そもそも現在の37館の区民ひろば館は、1987年(昭和62年)町田区長時代の荒川区基本構想で区の将来像の中に位置づけられ、翌1988年(昭和63年)にひろば構想として策定され、1989年(平成元年)から使用が開始されたものであります。このひろば構想は、それまであった老人福祉施設、児童福祉施設、社会教育施設(青年館2館)、これらを対象別施設は世代間交流を阻害するという名目でただまぜこぜにし、果ては、旧出張所の職員休憩室だったようなところまで含めてひろば館と称して無料使用させるという極めて安直なものでありました。私は、当時の議論の中で、使用目的を外したからといって世代間交流ができるほど簡単なものではない。区民活動の拠点などというには余りに貧弱でお粗末な施設や設備ではないかとして、これに反対をいたしました。私も、23区のほかの区の施設を利用いたしますけれども、低廉な利用料でしっかりした設備、充実した施設が多く、荒川区のひろば館がいかにも見劣りすると感じてきました。ただならよいというものではないと思います。
 今回の新たな区民ひろば館の構築に向けた施設の充実と再配置の計画は、こうしたかつてのひろば構想に基づくこれまでのひろば館のあり方を変え、区民活動の拠点にふさわしいものとして整備することが期待でき、そのためには有料化もやむを得ない措置として賛成するものであります。
 また、利用料の設定については、区民の負担を大きくしないことが必要ですが、今回の利用料金の額については、950の利用団体の7割を占める区民の利用料は面積に応じて300円から900円であり妥当なものであろうと考え、賛成をいたします。今後は、来年7月からの利用料徴収に向けて幾つかの問題解決が課題となろうかと思います。まだ7カ月間ありますので、ぜひ積極的に解決していただきたいと思います。
 まず、運営についてですが、総務区民委員会では、年間を通して定例的に利用する団体の意向調査を行ってはどうかとの議論もありました。これも含めまして、公平・公正な利用を促進し、利用団体の方々に納得・満足がいくよう、サービス向上に努力していただくことを要望いたします。
 第2に、有料化に耐え得る施設の建設・整備を急いでいただきたいという問題であります。土地の取得や改修を急ぎ、それだけでなく区民活動の拠点というにふさわしい設備、例えばビデオやコピー機など、こうした整備もしていただくことを要望いたします。
 第3に、再配置計画の19館から除外される区民事務所のひろば館については、別途、区民事務所会議室として利用規定を検討されることを要望いたします。
 また、名称についてですが、せっかくの新たな区民施設を再構築するのですから、それにふさわしい新たな名称を検討されてはいかがかと思います。
 以上、申し上げまして、賛成の討論といたします。