斉藤ゆうこのあらかわ日和

(斉藤ゆうこ)
 がんセンターの見直しについて伺います。
 元気クラブはかねてから「『行革』というならチマチマした細かいことより、まず、がんセンターの見直しを」と主張して参りました。平成11年(1999年)の基本構想策定にあたっては『がんセンターを廃止し、保健所と一体化した(仮称)荒川区健康づくり総合施設に転用すること。がんだけでなく、全般的な生活習慣病予防事業の中心にすること。さらに、検診事業は医師会に委託し、また、保健所の跡地はたんぽぽセンターと一体開発し、借り上げ住宅などをつくって有効活用したらどうか』との提案を致しました。
 がんのみを対象とした第一次検診中心の区単独施設は、10年を経て、財政的なお荷物施設になったばかりでなく、すでに時代遅れとなった。そして無料検診のバラまきが果たして区民サービスなのか、ここも検討すべき、と申し上げました。
 その後、平成13年(2001年)以降、がんセンターの廃止、見直しが俎上に上がりましたが、現在どこまで検討がすすんだのか、お伺いします。

(友塚保健福祉部長 答弁)
 このがん検診につきましては、平成10年度に国庫補助金が廃止された、という経過があります。また、近年の低金利時代といった金融情勢の中での基本財産の運用がどうあるべきか、ということなどを契機として、がん検診あるいはがん予防センターのあり方の見直しは、区の長年の検討の課題になってきました。
 議会からも、様々なご意見を頂戴し、私共もそうしたご意見を含めて色々な見直しの議論をしてきました。様々なご意見があったため、取りまとめに時間を要しましたが、昨年の12月に区としての検討経過を取りまとめ、保健福祉委員会に報告致しました。
 見直しを行った内容は、区民の健康の状況は大変厳しいものがあり、区民の健康寿命の延伸、働き盛りの世代の早世予防が大変重要だと考えています。そのために、がんを含めた生活習慣病対策を強化する必要がある、ということで取りまとめを行いました。具体的には、二次予防から一次予防への重点のシフトが大事だという考え方、あるいは一次予防とともにゼロ次予防の推進ということで、健康的な生活習慣が自然に身につくような環境づくり、健康づくりを積極的にすすめていきたい、ということをひとつの観点としてきました。
 その間に、国のがん検診に関する指針の改定などもあり、マンモグラフィの対象者を40歳以上の全員に拡大するなど、がん検診のあり方の見直しも含め、受益者負担の原則に基づく、一部負担金の導入についても検討すべきではないか、ということを含む検討内容となっています。
 そのような具体的な内容の報告を致しましたが、保健所とがん予防センターを、組織の統合も行ない、先程申し上げた健康づくりをより一層推進していく拠点として整備していきたい、というような中味を持つものでございます。

(斉藤ゆうこ)
 見直しの報告を拝見しましたが、この間の議会の議論も大分反映していただいたかな、と思います。思い切った見直しをすすめていただきたい、と思うんです。
 一体化で、もし現在のがんセンターの土地が足りなければ、墓地建設を取り止めた隣地の買収ということも考えられます。さらに、小児を中心とした夜間・休日診療にも、ここを活用したら良いのではないか、と私は思います。区民の健康づくりの拠点として、しっかりした構想を描いて見直しをしていただきたい、と思いますが、今後の検討スケジュールはどんなふうでしょうか。お伺いします。

(友塚保健福祉部長 答弁)
 がん予防センター、がん検診のあり方については、大変たくさんの意見、議論をいただいています。私たちも慎重に、十分な議論をしなければならないと思っております。
 今回の報告は、区としての今後の方向の大筋を示したものである、と考えています。議会の意見等もふまえながら、今後さらに幅広く、詳細な検討を加える必要があると思っています。さらに、医療分野の関係者も多数いらっしゃるので、こうした方々との調整なども行った上で内容やスケジュールの具体化をめざしたいと思います。 なお、12月の保健福祉委員会では、区からの報告のみにとどめているので、今後、継続して、集中して、詳細に、また広範にご審議をいただきたいと思います。

(斉藤ゆうこ)
 まだまだ議論も必要かと思います。『検診から予防へ』ということでは、区民啓発も課題かな、と思っています。じっくり議論をしたいと思います。