斉藤ゆうこのあらかわ日和

日暮里・舎人ライナーが3月30日(日)開業。
■区民の利益につながる地域活性化を■

●計画から23年、工事着工以来11年の年月をかけた『日暮里舎人ライナー』が3月30日に開業します。日暮里駅では中央地区再開発ビルも同時に竣工します。
●新交通が荒川区に暮らす大多数の区民の利益になり、区の将来にプラスになるには、心配される尾久地区の地域活性化、区民の足としての安全性や乗降の利便性、沿線の景観やプライバシー対策など解決すべき課題も残っています。
●この紙面で現時点での情報をお知らせします。どうぞ、皆さんのご意見をお寄せ下さい。

【バス路線の変更】
A「江北6丁目団地前」
B「見沼代親水公園駅前」
C「日暮里駅前」

■朝ラッシュ時■
A-C 約9分間隔
B-C 約20~30分間隔
■日中■
C-B 約25~30分間隔
■夕ラッシュ時■
C-B 約15~20分間隔

「東京北部病院前」ゆき、「足立流通センター終点」ゆきは廃止。
(「新交通がやってくる」最終号より)
※本紙には、このほか『始発と終電』『日暮里駅からの運賃』が掲載されています。本紙をご希望の方は、ホームページのアドレスにご一報いただければ郵送致します。

【開業イベント情報】
9(日)★開業記念「星の市」★ 10時~15時
おぐぎんざ、川の手もとまちの2商店街を会場に、おぐコム商店街活性化協議会と地域の応援団が一緒につくるイベント! おいしい模擬店、舞台演奏も。
20(祝)★4駅完成祝賀式★
午前~午後にかけて4駅のホームで実施。日暮里駅では地域の子どもたちが歌や太鼓を披露。
22(土)★区民公募の試乗会★
詳しくは区報をご覧下さい。
29(土)★東京都開業式典★
日暮里駅で東京都・国土交通省などによる式典が行われます。
30(日)★尾久開業イベント★ 10時~15時
熊野前駅に近い尾久小学校の校庭で尾久地区商店街連合会が主催する開業イベント。売店やヘブンアーティストが登場!
30(日)★日暮里フェスティバル開業イベント★ 11時~12時
日暮里まちづくり実行委員会が主催。清酒「日暮れの里」の試飲や繊維街の大売り出しも。4/5(土)の10時~15時に「歴史散策コース」と「繊維街お買い物コース」の2コースで『日暮里ウォークラリー』を開催!

■日暮里・舎人線について、2月末に相次いで次のような記事
(読売新聞記事『新交通システム ハブ摩耗 想定外。ゆりかもめ事故で判明。全国6路線、破断の恐れ』
 東京新聞記事『人気殺到 日暮里・舎人ライナー。ラッシュ時、乗れる? 都は「輸送力問題ない」』)
が載りました。
「ハブ摩耗」については今後点検・交換を実施するとの事。乗車率の問題は、仮に増輛するとしてもホームの構造から1両以上は無理のようです。
■安全対策や輸送の確保は都の管轄ですが、荒川区にも対応を聞き、また詳細をお知らせします。

●保育園給食の民間委託●
熊野前保育園など新たに6園で

『食の安全』に不安が広がる中、
1園100万円台の『経費削減効果』で小さな赤ちゃんの給食まで民間委託するのか?
●「経費削減」と「サービス向上」をうたった保育園給食の民間委託。昨年は金額が低すぎて契約が成立せず、「安上がり契約」との批判がありました。
●ところが、保護者が「委託拡大を急がず、委託した2園でどれだけ『経費削減』と『サービス向上』に効果があったのか示してほしい」と再三要望したにもかかわらず、子育て支援部は「新年度から6園実施する」と譲りません。
●そこで、予算委員会で試算を出してもらいました。入れ替わりが激しく問題になっている非常勤栄養士の人件費を増やせば、効果はさらに小さくなります。皆さんは、どうご覧になりますか?

□区直営(人件費・衛生費として)  3億799万
□民間(業務委託費・非常勤栄養士人件費として)  2億8572万
□削減額 ▲2227万円(1園平均▲170万円)

工事で迷惑をかけた沿線地域への対応は?
マイナスをプラスに変える取り組みが今後の課題。
-2月25日の予算委員会で質問しました。
10~16日にケーブルTVで放映されます。-

【斉藤ゆうこ 質問】
●この3月30日、長い年月を経て日暮里・舎人ライナーが開業することになりました。この路線は、昭和60(1985)年の運輸政策審議会答申で新交通システムの導入が打ち出され、平成8(1996)年に都市計画決定されましたが、その間には尾久地域を中心に『一部地下化』による計画見直しを求める運動もありました。
●平成9(1997)年12月に工事が着工したものの、途中で開業時期が2度にわたり計4年間延期となり今日に至った訳ですが、着工以来、実に11年の長きにわたって沿線地域の住民は工事にさらされ、騒音や振動に悩まされてきました。生活や商売への様々な影響もあったと思います。
●もともと、日舎線は東京都の広域交通政策として計画されたもので、足立区の交通不便の解消が目的です。都民全体から見て必要な路線であるにしても「荒川区はそのための通過地点になってしまうのではないか」、とりわけ結節駅のない尾久地域は、工事による負担や沿線の景観、プライバシーなど「問題ばかりでプラスにならないのではないか」という思いが解消した訳ではなく、手放しで喜べない気持ちがあると思います。
●そこで開業にあたり、改めて荒川区としての沿線地域への対応を伺います。開業に浮かれるのではなく、まず「長い間、工事でご迷惑をおかけした」という視点での対応が必要かと思いますが、いかがでしょうか。
 また、日舎線の開業が地域の利益になり、「プラスになった」と実感されるためには一過性ではなく、継続的な形で問題解決や地域の活性化に取り組んでいく必要があると思いますが、いかがでしょうか。

【倉門 都市整備部長 答弁】
●日暮里・舎人ライナーは本年3月、ようやく開業することになりましたが、その間ご指摘の『地下化』の問題をはじめ、西日暮里での暫定開業問題、さらには開業時期の見直しなど、様々な問題がありました。特に、開業時期の見直しと、それに伴う建設工事の長期化は、沿線の方々の日常生活に大きな影響を与えてきたものと考えております。こうした中で3月に開業できますのは、沿線にお住まいの方々の本事業に対するご理解とご指摘の協力の賜物と強く認識しているところです。
●開業イベントは一過性のものとせず、地域活性化の起爆剤とすべき、というご意見につきましては、まったく同様の認識を持っております。区と致しましては、日暮里・舎人ライナーの開業はひとつの節目と考えておりますので、今後もこの開業を契機に、地域の方々が主体となって街の活性化につなげていくことを期待しているところです。