斉藤ゆうこのあらかわ日和

原発・正力・CIA

●節電は暑い、とにかく暑い。私は最近の日本の夏がキライだ。バブルの頃と違い、原子力発電を全部止めても電力不足には陥らない、と藤田佑幸氏はシミュレーション。火力発電で電力需要は充分まかなえる、というのだ。玄海原発の再稼働は「やらせメール」で頓挫し、他もストレステストで先行きは不透明。稼働中の19基も年内に点検入りとなる。エネルギー政策転換は正念場だ。

●「原発・正力・CIA―機密文書で読む昭和裏面史」(有馬哲夫著・新潮新書)という本、読みました? 戦後、日本に原発を定着させた経過に、アメリカのメディア操作が深く関わっている事実。脱原発は脱アメリカでもある。心してかからないとねっ。

●夏の「全国地方議員交流会」は今年で9回目。超党派の地方議員の集まりです。8月22日午後、地元・日暮里のホテルラングウッドで、佐藤栄佐久・前福島県知事の記念講演『「ふくしま原発と地方自治』。一般参加も可です。聴きたい方は私にご連絡下さい。

●東日本大震災の余震の中で闘った今年の選挙は一生忘れられない選挙になるだろう。区内の駅頭や商店街でお預かりした義援金は、宮城県議の坂下康子さんを通じて石巻商工会議所に届けてもらいました。電話を頂き、写真と領収書が送られてきました。紙面を借りて皆さんに御礼申し上げます。

●「斉藤ゆうこと101人の会」は今年で25周年。四半世紀頑張ってこられたのも区民の皆さんのおかげです。これからもたくさん応援して下さいっ。

福島第一原発3号機

●あらかわ元気クラブは、超党派の『全国地方議員交流会』のネットワークで被災地を支援しよう、と17日から街頭募金を始めました。朝の日暮里駅、三河島駅、土・日の町屋駅、南千住駅、日暮里や尾久の商店街では多くの区民の方々から温かい義援金が寄せられました。とくに通勤途上の若い人たちが募金箱に大枚をはたき、子どもたちが相談しながらお小遣いを寄せてくれ、感激しました。商店街では、私たちがマイクで話し始めると、お店から次々と商店主の方たちが出て来て募金してくれました。本当にありがとうございます。

●北海道から沖縄まで地方議員が超党派で集まり『全国地方議員交流会』を8年間続けてきましたが、いま、東北の仲間の議員たちは不眠不休で被災地を駆け回っています。茨城・千葉・栃木などの仲間も早速支援の行動を起こしました。現地の地方議員と連絡を取り合って、地域 対 地域で、最も必要な所にこの義援金第一弾を届けます。
 被災地の地方議員からは「薬!国の財政支援!住宅!農林水産業の復興!」と切実な要望がファックスで届きました。直接、政府に要望を出し、政策変更の交渉も行う予定です。

●さて、今回の大災害・原発事故は『想定外』と言われますが、実際には津波も原発も「経済性」の面から危険性を低く見積もった結果、国民の命が大きく失われた面があります。特に原子力発電は輸出の重要品目で財界のこだわりもひとしおです。廃炉しないために海水注入を遅らせ、情報を隠し続けた事は『人災』と不信感をもたれても仕方ありません。地震列島の上に54基もの原発をつくり、これだけの被害を出しながら、経団連会長は「政策変更の必要なし」と発言しました。政策変更を決断できないなら、政府も同罪だと思います。(2011.3.30)

福島第一原発3号機

●地震と津波に襲われた東北一帯の被害の状況が刻々と報道される中、発災の翌12日、元気クラブとして緊急に「被害実態調査」を行いました。あちこちに外壁や塀が崩れたり、老朽家屋の破損もありました。すでにこの時点で、在宅で医療機器を使うお宅では停電を心配していました。
 荒川区の被害調査リストには、3月21日迄で75箇所への対応が掲載されています。日暮里駅前再開発ビルの中層階にも、ひび割れが多発した、と住人から聞きました。これとは別に、大門小学校などで壁の崩れや水道管の破裂などが生じ、建てたばかりの汐入東小学校でも各所に歪みやプールの異常が見られ、対処中です。

●新たな地震の可能性が言われる中で、子どもたちや地域住民の身近な拠り所となる学校の安全確保が急務です。また、老朽家屋や危険箇所の撤去や建て替えにはお金がかかるため躊躇する区民も少なくありません。
 震災に強い街づくりには、区や都の財政支援が課題です。築地市場の移転先・豊洲も液状化しました。今回の地震・津波を教訓に、再開発に依存した街づくり政策を見直し、隅田川の津波や液状化の可能性もきちんと調査・検証し、区民にとって安全な荒川区にしていかなければならないと痛感しています。(2011.3.22)